はらぺこおっち丸の日記

夫婦二人暮らし、ささやかな日常。

最近読んだ本。

趣味は読書です、といえるほどではないけれど、本は大好きです。

私の元職場では、毎年積立金の余りか何かで、5,000円分の図書カードがもらえました。
図書カードを持っていると、本屋さんでケチケチせずに本を買えます。

今年も退職前、ギリギリで図書カードをもらえました。
が、今年からは3,000円になったらしく、ガッカリしました。
まあ来年以降はもらえなくなるから、今年もらえただけいいんですけどね!

という訳でその図書カードで買った本を記録したいと思います(^^)

・「冷たい校舎の時は止まる(上・下)」辻村深月

辻村深月さんは、好きな作家さんの1人です。
元職場の同期から「ツナグ」を借りて、面白いなと思って、今までに「凍りのくじら」、「ぼくのメジャースプーン」、「スロウハイツの神様」、「光待つ場所へ」を読みました。どれもどんどん読み進められて、読後感も良く、好きなタイプの小説です。
辻村さんのデビュー作である「冷たい校舎の時は止まる」も、もちろん本屋さんでいつも見かけていて気にはなっていました。
じゃあなぜ読まなかったのか。

…怖そうだったからです…!!
私、怖いのは読まないんです!!!

以下、本の背表紙の、紹介文を引用します。
「雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろうー。第31回メフィスト賞受賞作。」

…こわっ!!!
ということで、今まで避けてたんですが、今回、辻村先生を信じて(?)読んでみることを決意。

結果…

…こわっ!!!こわこわっっっ!!!

読んでる時に怖すぎて、まっちゃんが仕事から帰ってくるまで怖くてソファから動けなくなってしまったことも。笑

でもやっぱり先が気になって、どんどん読んでしまう。
そして、登場人物がひとりひとり丁寧に描かれていて、それぞれの心にある苦しみや絶望に共感できる。

上下巻、どんどん読んで楽しむことができましたー。

物語の結末なんですが、、
バッドエンドではないのかもしれない。
ちゃんとまとめられていたし、爽やかな感じの終わり方でした。
でも、どうしても救われない気持ちも残ってしまう。
ハッピーエンド好きの私としては、むむむ…と思ってしまいましたが、なにもかもスッキリでなにもかもうまくいく!なんてこと、現実ではありえないし、(まぁだからこそ小説や映画にはハッピーエンドを求めてしまうわけですが)たまにはこのような結末の小説もいいかな、と思いました。

ところで、この物語に出てくる高校生の「清水あやめさん」、どこかで聞いたことあるなと思ったら、「光待つ場所へ」では主人公として登場していました。こっちでは大学生になっていたはず。「冷たい校舎の時は止まる」をふまえて、もう1回読み直したくなりました。

・「海の見える街」畑野智美

初めて読む作家さんです。
「冷たい校舎」の方が、怖くて重そうだったので、もう一冊は気軽に読めそうなもの、と思って選びました。
あと、帯の「2015年、最高の恋愛小説は、コレだ!」という触れ込みにもまんまと惹かれてしまいました笑。

話としては、海の見える街にある図書館で司書として働く本田さんや仲間たちが、派遣職員としてやってきた春香ちゃんと出会い、本に興味もないし、社会人としての態度もどうなの?!という春香ちゃんに振り回されながらもだんだんみんな変わっていく…てな感じのお話です。

会話文が多めでスルスル読めます。
気軽に読めるかな。。と思ってると、児童館職員の松田くんの話がめっちゃ重かったです。

この小説は読んだあとじんわり感動して、それぞれの登場人物のその後を想像して、ほのぼの幸せになれるようなお話です。

最初は喧嘩ばかりしていた春香ちゃんと司書の女の子日野さん。彼女たちに友情が芽生えていくのがたまらなく嬉しかったです。
あと、春香ちゃんが今まで知らなかったような、やさしい幸せな恋愛を知ることができて、その瞬間も丁寧に描かれていて、ほんと恋愛っていいな〜〜って思ってしまうような小説でした(*^_^*)!笑

気軽に手に取った本だけど、ずっと心に残る本になりそうです。
畑野智美さん、他の作品も読んでみようと思います。


図書カード、まだ少し残ってるのでまた本買いに行こうと思いますψ(`∇´)ψ